2019/02/18
ピンポーン、ピンポーン…
「はいはい…」
…こんな時間に誰だろう?
今の時間は22時過ぎ。
ガチャ
ドアを開けると女の子が立っていた。
「こんな時間にどうしたんだ?」女の子は…
①お風呂を借りに来た。
②忘れ物を取りに来た。
③お風呂に誘いに来た。
④家出してきた。
【ルート①へ】
お風呂を借りに来た。
女の子は手に桶を持っていた。
桶の中に目をやると…これはお風呂セットかな?
「お風呂貸してもらえる?」
「あー、お風呂ね。はいはい、どうぞ…ん?」
今なんて言った?…お風呂を貸してもらえる?男の子は女の子に…
①「理由を聞こう」と言った。
②「そういう勧誘結構なので」と言った。
③「俺にいつホレた?」と言った。
④「一緒に入るならね♪」と言った。
【ルート④へ】
「一緒に入るならね♪」
「・・・警察に報告するわ」
女の子が帰ろうとする。
俺は神速のごとく女の子を止めた。
「ごめんなさい、冗談です、許してください」女の子は男の子へ向かって…
①「はぁ…家のお風呂が壊れたの」と伝えた。
②「親と喧嘩したから…」とぽそりと言った。
③「ウソですよッ♪一緒に入りましょう?」といった。
④「条件次第かな」と言った。
【ルート④へ】
「ウソですよッ♪一緒に入りましょう?」
「えっ⁉ ︎マジッ⁉︎」
「………はぁ」
女の子が哀れむ顔で俺を見てため息をついた。
「じょ、冗談だよ…」
「…お風呂が壊れてしまったの」
「あー、なるほど」この子は…
①大家さんの娘さん
②隣の部屋の住人
③俺の妹
④女神様
【ルート②へ】
この子は隣の部屋の住人だ。
この子の親と俺の両親は仲が良く、この子とも仲良くしていたから、きっと俺のところに行くように言ったのだろう。「ったく、連絡くらいしてほしいものだ…」
いきなり来られたら…
①部屋が片付けられない。
②部屋にいる彼女が勘違いしてしまう。
③いや全く困らないな。
④妹が嫉妬してしまう。
【ルート④へ】
「妹が嫉妬してしまう」
俺はポツリとつぶやいた。
「なに言ってるの?あなたに妹はいないでしょ?」
「…言ってみたかったんだよ」
「そろそろ返答を頂けるかしら?」
「あっ、ごめんごめん」
女の子を部屋に入るよう促して、
①「好きに使っていいよ」と言った。
②「一緒に入る?」と聞いた。
③「覗かれる覚悟があるのかッ⁉︎」と叫んだ。
④「3分で…¥1,000が相場かな…覗き相場は…」と交渉に入った。
【ルート④へ】
「好きに使っていいよ」
「…そう、ありがとう」
「じゃぁ、俺は1時間ほど外に出ているから」さすがに彼氏でもない男が居てはお風呂に入りずらいだろう。
俺は部屋を出て、コンビニでも行くかと思っていると、女の子は男の子に向かって…
①「どこにいくの?」と聞いた。
②「ここに居て…かまわないわ」といった。
③「ベッドの下…見ておくわ」といった。
④「お湯は残しておくわ」といった。
【ルート②へ】
「ここに居て…かまわないわ」
女の子に止められた。
「あなたの部屋なのだから、居てかまわないわ」
「え?…いや、そうはいっても…」
「あなたが居ないのなら…」女の子は…
①「あなたのベッドの下のアレを親に見せるわ」といった。
②「あなたのクローゼットの中のアレを親に見せるわ」といった。
③「あなたの机の引き出しの中のアレを親に見せるわ」といった。
④「あなたのパソコンの中のアレを親に見せるわ」といった。
【ルート④へ】
「あなたのパソコンの中のアレを親に見せるわ」
「秘蔵コレクションをなぜ知っているッ!?」
「…あるのね?」
「ハメラレタっ!!」俺は神速で部屋に戻った。
「あなたが居ないと…来た意味がないのよ」
「…ん?なに?」
「なんでもないわ」2人は部屋に入っていった。
Fin.